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Channel: geezenstacの森
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2016 最初の散財

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2016 最初の散財

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 2日には出掛けたついでに、ふらりとディスカウントショップを覗いてみました。ここは時々出物があるのでチェックは欠かせません。本当はレコードなんかは重たくて、粗大ゴミ扱いですから家族の者からは嫌われているのですが、見かけるとついつい手を出してしまいます。

 そんなことで、手に入れたのが研秀出版社から刊行されていた「世界のオーケストラ名曲集」でした。このシリーズは訪問販売で発売されていたもので書店ルートでは見かけなかったものです。時代的には1968年頃から1970年頃にかけて出版されていたもので全部で17巻のシリーズでした。大手出版社はキングレコードとかコロムビア、グラモフォンなどと組んで同様なシリーズを出版していましたが、ここはビクターレコードと組んで日本のアーティストの演奏によるレコードを採用していました。館柑子の定価は1巻1,200円ということで、お値打ちではありましたが既に市場では1,000円盤が流通し出していましたからあまり目立たなかったのではないでしょうか。

 今回は全17巻のうち半分の7巻をゲットすることが出来ました。こういうシリーズは第1巻から順番に発巻されるのではなく、人気のある巻から配本されます。このシリーズも同様だったようで、第1回の配本はドイツ編の第3巻となっていて、曲目でいうとベートーヴェンの交響曲第5番「運命」とシューベルトの交響曲第8番「未完成」という定番のカップリングからのスタートだったようです。で、手に入れたのはその第1回配本から第7回配本までの分です。演奏者はもちろん日本のアーティストで、オーケストラはすべて読売日本交響楽団、指揮者陣には近衛秀麿を筆頭に渡邉暁雄、森正、山岡重信、それに石丸寛という懐かしい名前のオンパレードです。

 中でも一番最初に目についたのは石丸寛の指揮するアメリカ編で、ここではガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」、コープランドの「エル・サロン・メヒコ(この本では酒場メキシコと表記されています)」、グローフェの「大峡谷」、そしてバーンスタインの「ウェストサイド物語」から「マリア」と「トゥナイト」が演奏されています。石丸寛の演奏はあまり、CD化されていませんから貴重な音源です。

 これらの音源は、追々聴いてからまた取り上げたいと思います。

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 さて、同時にゲットしたものにコンサートホール盤が2点あります。一枚はワルター・ゲールのチャイコフスキー、もう一枚はジャンフランコ・リヴォリの「ペールギュント」です。二人ともお初にお目にかかる指揮者ですが、コンサートホールでは常連だったようです。この店ではちょくちょくコンサートホールの出物があります。ジャケットはシックなモノトーンながら右下隅に「Full Stereo」の表示があります。それにしても、コロムビアから復刻されるコンサートホール盤はこうして見るとほんの限られたソースでしかないことが分ります。Menbranあたりがこの辺の音源をCDで復刻してくれるとありがたいんですがねぇ。


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