演奏曲目
1.ジャパニーズ・グラフィティ?鶸「時代劇絵巻」
2.交響組曲「スター・ウォーズ」三部作*
3.グレン・ミラー・メドレー**
4.「千と千尋の神隠し」ハイライト
5.ラスト・ナイト・オブ・オール
6.スター・ウォーズ・サガ
アンコール
宝島 吹奏楽
宝島 吹奏楽
日時：2016年1月5日（火）18：30開演（18：00開場）
会場：名古屋芸術大学音楽学部3号館音楽講堂ホール
会場：名古屋芸術大学音楽学部3号館音楽講堂ホール
指揮：竹内雅一
演奏：名古屋芸術大学ウィンドオーケストラ
演奏：名古屋芸術大学ウィンドオーケストラ
1月5日の夜は「名古屋芸術大学ウィンドオーケストラ新春コンサート」に出掛けて来ました。今年最初のコンサートです。この日はいろんな企画が盛りだくさんでした。一応発表していたプログラムは以上だったのですが、実は1曲目の前に既にスターウォーズが演奏されました。事前に説明があったのですが、演奏上の効果の都合で非常口の案内表示も消灯するということでした。そういう照明が暗い中での突然の演奏です。しかし、曲が始まったとたん照明が明るくなり、なんとコスプレをしているチューバッカにヨーダ、ダースベイダーにストーム・トルーパーのかぶり物をしていたプレーヤーが混じって演奏していたのです。これはどっきりの仕掛けだったらしく、指揮者の竹内雅一氏も知らなかったことのようです。
また、この日のコンサートはケーブルテレビのスターキャットがビデオ収録しており、1月8日から定時、定時のスポットで放映されるということですからこれも楽しみです。さらに、この日は同大学の指揮科の生徒二人の指揮の実技の試験も兼ねているということで、その試験に立合うということにもなりました。二人の生徒は中村君と塚田君で、それぞれ2曲目と3曲目の指揮を担当しました。スター・ウォーズ組曲の方は平石博一の編曲による版での演奏でしたが、後半のプログラムとダブらないようにとの配慮か「レイアのテーマ」がピックアップされていたのでちょいと地味な演奏になっていました。しかし、グレンミラーのメドレーの方は岩井直溥編曲のよく知られたバージョンなので楽しめました。曲は茶色のこびん、イン・ザ・ムード、タキシード・ジャンクション、アメリカン・パトロールそしてムーンライト・セレナーデという曲から構成されています。
さて、二人の演奏には観客の暖かい拍手で迎えられ、臨席していた担当教授から無事合格の現地を貰えていました。この日は休憩無しで、後半のプログラムに突入です。最初はスタジオ・ジブリの「千と千尋の神隠し」のハイライトです。この曲もどちらかというと地味な曲です。ヒットした映画とはいえ、音楽的にはあまり知られていないかもしれません。こんな編曲になっていました。
5曲目の「ラスト・ナイト・オブ・オール」はエティエン・クラウザの曲で、まだ楽譜も出版たてほやほやという曲です。今年の中頃にはこの名古屋芸術大学ウィンドオーケストラの演奏でCDが発売されるようですが、一足先に聴くことができました。しっとりとしたスローテンポのバラードです。触りだけですが、こんな曲です。
そして、最後は待ちにまった「スター・ウォーズ・サガ」です。
こちらは Johan de Meijの編曲で吹奏楽の世界では有名なものです。13分あまりの一大交響詩に仕上っています。各パーツのソロもうまい具合に配分されていて聴きごたえがあります。まあ、コンサートの最後に持ってくるに相応しい曲です。これ、冒頭で演奏されたものなんですが、その際は冒頭の部分だけの短縮版で、当然エンディングが変更されていました。
休憩無しで1時間半はやはりちょいと辛いものがありますが、それでも、最後に1曲アンコールが演奏されました。おなじみのT-SQUAREの名曲ですね。この曲吹奏楽の編曲版は真島俊夫のなんですが、1987年に発売された「宝島」の吹奏楽譜は、発売から1カ月で売り切れるほどの人気だったといいます。今ではウインド・オーケストラのレパートリーには欠かせない曲なんですな。ノリノリのリズムといいパーカッションのイントロから派手々々でで楽しい曲です。アルトサックスのソロがあるのでプレーヤーの腕の見せ所もあります。絶好のアンコールピースでしょう。
この日は授業で午後6時まで練習をしていたようです。しかし、練習の成果をこうやって発表出来る場があるということは学生に取っては幸せなことでしょうな。