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茂木大輔の生で聴く「のだめカンタービレ」の音楽会

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茂木大輔の生で聴く「のだめカンタービレ」の音楽会

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 早いもので、「のだめカンタービレ」がテレビドラマが放送されたのは、2006年10月でした。来年は放映されて10年となります。このドラマは一大ブームとなりますが、実はまんがは、2001年から連載されていました。ですから、巷では既に話題になっていたんです。何しろ、お固い「レコ芸」がこの漫画があることを紹介していたことがあります。ですから、ドラマに先立ち、愛知県春日井市はその年の1月に第1回目の『茂木大輔の生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会』が開催されています。全国で初の「のだめ音楽会」だったんです。先見の明があったんですなぁ。

 そんなコンサートが10周年を記念して来年は愛知県が誇る三大プロオケが春日井市民会館に登場し共演します。これらのコンサートは「かすがい市民文化財団」が主催するもので、スケジュールは以下の通りです。

【日時】 2016年 1月24日(日) セントラル愛知交響楽団
     3月13日(日) 中部フィルハーモニー交響楽団
     5月8日(日) 名古屋フィルハーモニー交響楽団
【会場】 春日井市民会館

 1月のコンサートは、セントラル愛知交響楽団と2人のソリストの演奏で、初演プログラムを再現します。時はもちろん茂木大輔氏、ソリストはオーボエに池田昭子さん、ピアノは三輪郁さんで、演奏される曲目は、
・ベートーヴェン:交響曲第3番 「英雄」より第1楽章
・モーツァルト:オーボエ協奏曲より 第1楽章
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」より第2楽章
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番より第1楽章
・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
・ガーシュイン:「ラプソディー・イン・ブルー」より抜粋
・ブラームス:交響曲第1番より 第4楽章

 うーん、懐かしい曲目ですなあ。この曲目だけでコミックのストーリーが目に浮かんできます。未だに人気は衰えていないんですなぁ。

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 このコンサート、コミックの「のだめカンタービレ」の大ファンだった財団スタッフが、漫画巻末に「取材協力」として名前があった茂木大輔さんに、「のだめ」のコンサート が春日井で出来ないか相談したところから、この音楽会の発端は生まれています。そもそも、NHK交響楽団の首席オーボエ奏者としてご活躍の茂木大輔さんが、「のだめ」を本屋で見つけ、オーケストラや楽器の描写の正確さに感銘を受け、二ノ宮知子先生に手紙を送ったことに端を発します。そこから先生と茂木大輔さんの交流が生まれ、取材協力されることになりました。

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 そんなときに、財団スタッフが茂木さんにコンサートの相談をしたのです。以前より、解説付きコンサートを行っていた茂木さんは、「漫画と、作中に登場する楽曲の素晴らしさを、わかりやすく、楽しく伝えたい」というスタッフの想いに共感し、一緒にコンサートを作り上げていくことになり、コンサートが実現しました。この10年間で全国で80回以上のコンサートが開催されています。

 このコンサートの一番の特徴は、演奏に合わせて原作の名シーンや楽曲解説をステージ上のスクリーンに投影することで、解説文は茂木さん自身が作成。作曲家の意図や曲の構成を、生の演奏を聴きながら理解できる内容となっています。

 ただ、残念ながら1月24日のコンサートはチケットが既に完売です。3月の第2回目の公演では、のだめの運命のライバル・Ruiが奏でた名曲たちを、中部フィルハーモニー交響楽団と2人のピアニストの演奏が予定されています。発表されている曲目は、

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
ラヴェル:ピアノ協奏曲
ミヨー:スカラムーシュよりブラジリア
ラヴェル:ボレロ

ということで、ちらも期待出来ます。こちらはまだチケットがあるようです。




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