今日は、午前中久屋大通庭園の「フラリエ」で、「まちかどコンサート」が開催されました。メンバーは名フィルの団員で、その室内楽版のようなコンサートでした。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの弦楽にファゴット、クラリネット、ホルンの管楽がくわわり、それにパーカッションという編成です。ちょっと変わっていますが、この編成から繰り出されるサウンドは現代的なクラシックサウンドです。ヴィヴァルディの四季の「秋」では、そのパーカッションが擬態音で秋を演出していて、とても楽しい演奏になっていました。アンコールには、ちょっと季節を先取りしたルロイ・アンダーソンの「そりすべり」が演奏されその多彩なパーカッションの響きに拍手喝采でした。
今年はオールチャイコフスキーのプログラムです。白鳥の湖から「ワルツ」、幻想序曲「ロメオとジュリエット」、そして交響曲第4番が演奏されました。学生のオーケストラですから団員が全員参加出来ることが基本ですから、勢い大曲中心になります。曲目事に管のメンバーはかなり入れ替わります。オーケストラの実力はホルンを聞くと一番差が分ります。そんなこともあってか、こんかいはちょっとミスが目立ちました。しかし、指揮者の古谷誠一氏はオーケストラを見事にドライブし、堂々とした演奏に纏めていました。アンコールはありませんでしたが、こちらも充実した演奏でした。