第6回金管祭 |
曲目
第1部 ソロ・アンサンブル
J.ウィリアムズ/ オリンピックファンファーレ---トランペット十重奏
A.レベデフ/ 1楽章のコンチェルト--トロンボーン独奏
P.スパーク/ マンハッタン---トランペット独奏
E.エワイゼン/ パストラーレ---トロンボーン2重奏
H.ルーサー/ テューバ・タイガー・ラグ---金管五重奏
ゲスト演奏
V.エワルド/ シンフォニー第1番(金管五重奏のための)
第2部
J.ヴァン・デル・ロースト/ ファイヤーワーク!
J.スウェアリンジャン/ ロマネスク
P.スパーク/ カレイドスコープ
演奏/名古屋芸術大学金管楽器専攻生
指揮/星順治
第1部 ソロ・アンサンブル
J.ウィリアムズ/ オリンピックファンファーレ---トランペット十重奏
A.レベデフ/ 1楽章のコンチェルト--トロンボーン独奏
P.スパーク/ マンハッタン---トランペット独奏
E.エワイゼン/ パストラーレ---トロンボーン2重奏
H.ルーサー/ テューバ・タイガー・ラグ---金管五重奏
ゲスト演奏
V.エワルド/ シンフォニー第1番(金管五重奏のための)
第2部
J.ヴァン・デル・ロースト/ ファイヤーワーク!
J.スウェアリンジャン/ ロマネスク
P.スパーク/ カレイドスコープ
演奏/名古屋芸術大学金管楽器専攻生
指揮/星順治
期日/2016年2月11日 13:30開演
会場/名古屋芸術大学3号館ホール
会場/名古屋芸術大学3号館ホール
今日は、金管アンサンブルのコンサートに出掛けて来ました。このコンサート、パンフレットでその存在は知っていましたが、大学のHPにもこのコンサートの開催は告知されていませんでした。まあ、学生達の手作りのコンサートということで大学の預かり知らぬところてというところでしょうか。それにしては寂しい物です。そんなことで、充実したコンサートにも関わらず、観客の入りははかばかしい物ではありませんでした。
こういうコンサートでありながら6年も続いているというのは素晴らしいことです。冒頭は華やかなJ.ウィリアムズの「オリンピックファンファーレ」です。これをトランペット10本にアレンジした演奏はなかなかです。いわずと知れた1984年のロサンゼルスオリンピックのために作曲した作品ですね。雰囲気としてはこんなものでした。
後の曲はどれも初めて聴く曲ばかりですが、こういうコンサートではよく知られた曲の様で、YouTubeで検索するとちゃんと映像があります。先ずはA.レベデフの「1楽章のコンチェルト」です。作曲者のA.ペデレフはトロンボーン奏者だったそうですが、トロンボーンの曲が少ないということで自分で作曲したという作品です。
名古屋芸術大学の金管楽器専攻生の手作りのコンサートということで、ソロ演奏も取り入れられた素敵なコンサートです。E.エワイゼンの「パストラーレ」ではトロン本の二重奏でしたが、代表的なテナートロンボーンとバストロンボーンによる演奏でした。田園曲ということでしっとりとした曲調でトロンボーンの魅力が引き出されていました。
そして、第1部の最後は「カナディアン・ブラス」の演奏で知られているH.ルーサーの「テューバ・タイガー・ラグ」です。ラグと付いているようにラグタイムです。これは下のオリジナル映像に負けない演出がされていて、演奏と供に楽しいパフォーマンスになっていました。
後半のプログラムの前に、教授陣の演奏によるV.エワルドの「シンフォニー第1番(金管五重奏のための)」が演奏されました。メンバーは現名フィルのメンバーや元プロのオーケストラで活躍していた人達で、これは豪華な演奏でした。指すがプロのアンサンブルは違います。これも、カナディアンブラスの演奏がよく知られています。
第2部は金管アンサンブルのフルメンバーの登場で、豪華な音の洪水が楽しめました。1曲目はこの大学では常連のJ.ヴァン・デル・ローストの作品から始まります。短い曲ですが、序曲の雰囲気の構成です。そして、2曲目はバラード調のJ.スウェアリンジャンの「ロマネスク」が演奏され、最後は2003年にスイスのコンクールの課題曲となったP.スパークの「カレイドスコープ」が演奏されました。副題に「ブルックの歌による5つの変奏曲」とあるようにブルック地方の歌を元にした変奏曲になっています。まさにブラスバンドのための曲でコルネットをはじめ、トランペット、トロンボーン、ユーフォニウム、そしてフリューゲルホルンなどが縦横に活躍します。締めに相応しい1曲です。
素晴らしいコンサートで当然のようにアンコールが演奏されましたが、この分野は裾野が広いので曲名は分りませんでした。ただ、純粋なマーチになっていて本来のブラスバンドを楽しむことが出来ました。