先日栄に出掛けた時には、「フラリエ」で蘭の展覧会が開かれていました。昨年購入した我が家のカトレアは、5鉢のうち2鉢が枯れてしまいました。とほほ・・・・何としても残りの3鉢は開花まで育てようと思っています。そんなことで、蘭のお勉強も兼ねて覗いて来ました。
ランは、野生種だけでも約1~3万種もあるといわれています。ランの種類はたくさんありますが、園芸用として流通しているものは「カトレア」「リカステ」「オンシジウム」「ファレノプシス(胡蝶蘭)」「バンダ」「デンドロビウム」「シンビジウム」「パフィオペディラム」の8つあります。その中で一番メジャーなのが「洋ランの女王」とも呼ばれている「カトレア」でしょうか。
デンドロビウムは、熱帯アジアを中心にスリランカやネパール、サモアや日本、ニュージーランドなど幅広い範囲に自生している着生ランです。高い木の枝の上に根を広げて着生するのが特長です。下の「クロウエシア グレースダン」はクロウェシア属の交配種。着生種で、半常緑多年草の園芸品種だそうです。 ランの仲間では珍しく形の異なる雄花と雌花の2種類を咲かせます。
マダガスカル島東部の海岸近く、標高100m以下の低地に見られ、森林周縁部の樹上に生育しているマダガスカル固有の着生ランです。
ベネズエラ、ペルーに分布するランの仲間です。パピリオは「蝶の形をした」と言う意味で、花姿に由来します。確かに、咲いてる様は茎の先端に蝶が留まっているようにも見えます。
下は愛知県議会議長賞を受賞した作品です。
パフィオペディラムは、東南アジアや熱帯、亜熱帯アジアに約70種が自生する洋ランです。基本的には薄暗い樹林の地面に根を張って育つ地生ランですが、着生ランの品種もあります。花の一部が袋のようになる変わった姿をしておりぱっと見、食虫植物のような形です。
その北側には石の変様と題されたオブジェが続きます。変容ではないんですなぁ。
オンシジウムは、中南米の熱帯・亜熱帯地域に約400種分布している着生ランです。
リカステはメキシコ・ガテマラなど中南米の高地に生息しているランの仲間です。
最後もカトレアです。花弁に髭がある面白い品種で2010年頃作出されました。