曲目/ベートーヴェン
DISC1
(1)交響曲第1番ハ長調作品21
(2)交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
DISC2
(1)交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
(2)交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
DISC3
(1)交響曲第7番イ長調作品92
(2)交響曲第8番ヘ長調作品93
DISC4 交響曲第9番ニ短調作品125(合唱)
指揮/ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
演奏/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音/1961-1962 イエス・キリスト教会、ダーレム
宝島 TRC-4000
書店で何気なく音楽のコーナーを見ていたら、ラックにレコードジャケット大のこの書籍(?)が並んでいました。何々、998円でCD4枚組、何とベートーヴェンの交響曲集で、しかもカラヤン/ベルリンフィルの演奏ではないですか。でも、発売元が「宝島社」ということで、ちょっと訝しい所もありましたがついつい手が出て、また散財してしまいました。どうも、レコード世代にとってはこのLPジャケットサイズというのは、吸引力があるものです。
ご存知の方も多いと思いますが、この宝島社、これまでにもこの手のCDブックをかなり発売しています。しかし、これまで発売されていたものは、例のロイヤルフィルハーモニーの音源を使った名曲集みたいなものとして発売していました。これまでのタイトルは、
・あの名曲をもう一度 世界一美しい音楽 ベストコレクション CD BOOK 2015/01
・世界一美しい音楽 カラヤン ベスト・コレクション CD BOOK 2015/04
・世界一美しい音楽 モーツァルト ベスト・コレクション CD BOOK 2015/06
・世界一美しい音楽 カラヤン ベスト・コレクション CD BOOK 2015/04
・世界一美しい音楽 モーツァルト ベスト・コレクション CD BOOK 2015/06
さて、このマルチメディアブックと称したシリーズ、音源を提供しているのは「ファーストミュージック株式会社」というところで、決してDG手はありません。俗にゆうパプリックドメイン音源を使用しているということなのでしょうか。ただし、CDの作りはしっかりしています。ざっと聞いてしましたが手元に有るDGのオリジナルCDと遜色はありません。上記の「世界一美しい音楽 カラヤン ベスト・コレクション」は一部の曲で抜粋がありますが、このベートーヴェン交響曲集に限ってはそう言うことはありません。強いていうなら4枚しか収録していないので当然全集ではなく、ここでは交響曲第2番と4番がかけています。まあ、そんな所も合ってユニヴァーサルは見て見ぬ振りをしているのでしょうか。4枚組と家は先に紹介しているメンブランの「クオドラシリーズ」のような作りといってもいいでしょう。しかしもこの4枚組はメンブランよりも安い価格設定になっています。有名どころはあまねく収録されていますからCDショップで正規ものを買うよりは格段に安い価格で入手することが出来ます。
その昔、講談社から「グラモフォンの名曲」というシリーズが刊行されたことがあります。その第1回の発売がカラヤンのこの1962年録音のベートーヴェンの交響曲第9番て゜した。LP一枚でしたが980慧遠という価格で発売されて飛びついて買ったものです。それが、CD時代の今は交響曲が7曲揃って998円です。凄い時代になったものです。
多分これ、売れているんでしょうな。小生の購入した書店では1冊しか残っていませんでした。