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ティコ・ティコ(ノ・フバー)

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ティコ・ティコ(ノ・フバー)

イメージ 1
  自筆楽譜

 日本ではパーシー・フェイスの演奏がNHKFMの番組のテーマ曲として使われたことで、彼の演奏がよく知られていますが、もともとはレイコニフ・シンガーズが演奏したものが欧米ではヒットしました。日本のタイトルはただの「ティコ・ティコ」になっていますが、正式には「ティコ・ティコ・ノ・フバー」で「トウモロコシの粉をついばむ雀」の意味です。この曲は1917年に作曲されたブラジルのポピュラー音楽(ショーロ Choro)の最大の名作です。ゼキーニャ・ジ・アヴレウの作曲です。まあ、日本でいえば民謡に近いものでしょうね。

 昔はイージー・リスニングのオーケストラが好んでレパートリーに入れていましたから、先のパーシーー・フェイスをはじめマントバーニ、フランク・チャックスフィールド、アル・カイオラ、ジェームス・ラスト等々様々な録音が存在します。ただし、ここで取り上げるのはシンフォニー・オーケストラの演奏です。先ず最初はバレンボイム/ベルリンフィルの演奏です。ええっ、そんな演奏が?とお思いでしょうがバレンボイムはこの曲結構気に入っているようでちょくちょく取り上げています。

 

 バレンボイムはシカゴ交響楽団のシェフもしていましたからそちらの演奏も残っています。

 

 ラテン系の曲ですから南米諸国では特に愛されているようで、ドゥダメルもエーテボリ交響楽団とこの曲を演奏しています。

 

 ラテン系といえば最近台頭して来ているクリスチャン・バスケスも見逃せません。近年は東フィルを振って日本デビューをしていますが、ドゥダメルばりの風貌でなかなか熱い演奏を披露したようです。そのバスケスがスペインのガリシア交響楽団を演奏したのが次の画像です。

 

 意外だったのは、ネットで検索するとズービン・メータの演奏が引っかかりました。オケはミュンヘンフィルです。

 

 なかなか楽しんで演奏しています。まあ、小生の学生時代にはメータはこういうポップス系の曲目をロスフィルとよくやっていたのを思い出します。ロスフィルはハリウッドボウルオーケストラとも近しい関係にあったので、やはりカーメン・ドラゴンの影響があったのでしょうかね。最後はそのカーメン・ドラゴン/ハリウッド・ボウルの演奏です。

 

 陽気なダンス音楽ですが、こうして聴いてみると、確かにパーシー・フェイスの演奏がチェンパロなども使って斬新なのが分ります。おまけで、そのパーシー・フェイスの演奏です。

 

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