発行 洋泉社 洋泉社MOOK
新幹線のリニューアル、夢のクルーズとレイン「ななつ星 in 九州」の誕生、近鉄新型特急「島風」デビュー・・・・。2013年は、鉄道会において見逃せないトピックスが盛りだくさん!最新技術により進化を続ける新幹線・特急車両から、復活を遂げる昔懐かしい蒸気機関車、はては普段絶対見ることが出来ない車両工場や運転台まで、誰もが気になる鉄道のすべてを徹底解説!さらには春の絶景路線や刊行列車、駅そばなど、魅力的な旅の情報も満載。鉄道ファンのみならず心躍る、その奥深い世界をご案内しよう。---データベース---
も力的なキャッチコピーで発売された洋泉社のMOOKです。この本既に絶版ですが、よく売れたと見えて、同じタイトルの本が2014年にも発売されています。鉄道には小穴ファンが居ると見えて、毎年のように関連ムックが発売されています。洋泉社の最新ムックは「最新版 日本の鉄道未来予想図」というもので、2月の16日に発行されたばかりです。
さてさて、今回ちょっと古いこの本を取り上げたのは、2013年が伊勢神宮の式年遷宮の年だったということと、今年は伊勢志摩サミットがあるということでまたぞろ伊勢エリアが注目されているからなんです。そして、我が家も3月にその伊勢志摩エリアへ旅行を決めており、参考資料は無いかと物色していて、本棚から引っ張り出したものです。というわけで、小生は決して鉄道オタクではありません。ただ、旅行というものに目覚めた時に、どうやって時間に無駄無く移動出来るかということを考えた時、鉄道での移動が一番効率的に出来るのではないかと考えて、鉄道に嵌まったという経緯があります。
そのきっかけとなったのが遥か昔のヨーロッパ旅行で、卒業旅行の名の下1ヶ月掛けてヨーロッパの国々を見て回ったとき、夜の移動を鉄道でしたことからです。当時の卒業旅行でもこのスタイルはちょっとしたブームだったようで、こんな本も出ていました。ケイブンシャのMOOKで「ヨーロッパの特急」という本でした。まあ、この出版社自体が倒産してしまいましたから今では幻の本です。このケイブンシャはそもそもはソノシートで出発した会社です。
話しが逸れましたが、この本新幹線はもちろん、JR九州の「ななつ星」や近鉄特急の「しまかぜ」まで取り上げています。今度の旅行はこの「しまかぜ」も候補に挙がっているのです。ただ、色々回りたい処をピックアップしていると時間的に無理なところも出てくるのでまだ検討中の段階ですけどね。
そうそう、この本は色々盛りだくさんで、東海道・山陽新幹線の「ドクター・イエロー」はよく知られていますが、東北・上越・長野新幹線は「EAST・I(イースト・アイ)」が走っていることを初めて知ったのもこの本でした。
面白いのは鉄道の本なのに、「日本全国 駅そばグランプリ」なる企画も収録されているのも面白いところです。愛知県では豊橋駅の「カレーそば」が取り上げられていて、一般には豊橋はカレーうどんで知られているのにカレーそばまで存在しているのもこの本で知りました。
そんなことで、その当時の時代にマッチした結構マニアックな本です。