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Channel: geezenstacの森
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2015 大締め

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2015 大締め

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 今年は31日まで仕事です。まあ、これはサービス業の宿命でしょうな。さて、昨日は妻と年末の買い物に出掛けました。行くのは消費税内税のスーパーです。前にも一度書きましたが、やはり買い物は一つの価格でないと安心して買えません。毎日、新聞に折り込まれてくるチラシは、どれもこれも外税のチラシばかりで、価格が二重表記されています。さして、大書きされているのは外税の安い価格で購買心を煽ります。しかし、消費税を足すと思いもよらない価格になりますが、チラシはその税込みの価格を小さく表記するか、ただ+税という表記でごまかしています。

 以前消費税が5%の時は、政府は税込み価格で表記しろと小売り企業に押し付けました。今回はそれを止めて、外税方式で表記してもいいと改めました。一種のごまかしです。で、小売り側は、今まで税込み価格198円で販売していたものを、外税の198円で表記に切替えました。実はこれ、トリックなんですね。新しい198円はレジで支払うときは198x108%ですから、213円です。ただし、実際は213.84円です。一個買う場合は切り捨てで218円ですが、これを2個買うと427.68と実際にはポップに表記している価格より1円高い買い物をしているのです。こういう騙し表記と騙し価格が今のスーパーでは横行しています。いや、一般の小売店ではこれは普通です。

 これは本屋さんでも同じです。本体価格1667円の本を1冊買う分には1800円の支払いでいいのですが、これを3冊買おうものなら本来は定価表示している価格の3倍ですから5400円になりますが、一括して支払うと5401円になります。こんなバカな話はあるのでしょうか。しかし、一般の本屋さんではこうなります。自己防衛のためには一冊づつ買った方が得という事になります。

 そんなことで、自己防衛するために今では普通の買い物も、ネットで済ますことが多くなっています。その筆頭はやはりAmazonです。何しろ全品税込み価格の表記ですから騙されることがありませんし、1円余分に払うこともありません。Amazonで買えば1800円は3冊でも5400円です。これで、送料無料で家に居ながら手にすることが出来るのです。流通革命が起こる訳です。まあ、賢い買い物のためには、ものによってはAmazon以外も利用することをお勧めします。

 ところが便利なネットスーパーはこの恩恵がありません。西友もイオンもヨーカドーも同じです。そんな中、ネットスーパーではありませんが、前にもちょっと紹介した「ベイシア」は税込み価格で表示されています。ということで、名古屋市内に唯一ある「フードセンター名古屋みなと店」へ出掛けました。ちょいと距離はあるのですが、意外と早く行くことが出来ます。ここで、年末商品の買い出しです。色々店内を見て回っても他のスーパーが税抜き価格で表示している価格がここの特売価格です。つまりは、この段階で既に8%普通のスーパーよりは安いことになります。まあ、激安スーパーとは違いますから一概に安いとは言いませんが、安心して買えます。この地方では定番の茹で小豆の特4号缶(400g)は198円、とろけるスライスチーズ10枚158円、松屋り「とり野菜みそ」も298円、最近売れているスパークリング清酒の「澪」も495円です。小生が普段着用するチノパンも最近はここで調達しています。何しろ天下のユニクロよりやすいですからね。

 レシートにはすべて表示価格で単価がかかれていて、小計はこの合計、で内税消費税が○○○円の表記があるだけで合計は小計と同じです。要するに消費税が8%に上がってもまったく表示を変えていないということです。だから安心して変えます。

 政府は10%上げを軽減税率とセットで打ち出していますが、またぞろこれを機に消費者を騙す価格設定をする企業が出てくるのではないでしょうか。少なくとも後1年は猶予がありますから、消費者はもう少し賢くなる必要がありそうです。



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