新入学はじめて大図鑑 ~サクラ咲く校門で胸を躍らせたあの日~ |
北名古屋市歴史民俗資料館で、企画展「新入学はじめて大図鑑~サクラ咲く校門で胸を躍らせたあの日~」が始まっています。昭和世代の小生らに取っては懐かしい展示です。今回は、北名古屋市が誕生して10周年を迎える節目の年ということで、北名古屋市の母体となった「師勝村・西春村」が誕生した明治39年頃、2つの村が「町」となった昭和30年代後半、そして北名古屋市が誕生した平成18年頃、という3時代の教科書や学用品を展示し、明治から平成への時代の移り変わりを小学生の身の回りの道具の変化から眺めるという企画になっています。この「昭和日常博物館」は今年25周年ということで、入り口に25周年の記念スタンプも用意しているという力の入れようです。
入り口は入学しきて展示から始まっています。昔は小学校でも女史はセーラー服だったのかな?
ピカピカの一年生の教科書や文房具が並びます。昭和30年頃の文房具の相場が、新聞の切り抜きで展示されていました。ランドセルは1600円、筆入れ100円、クレヨン35円、ノートは10円です。制服は2000円~2300円となっています。
記憶では、机のふたが開いたというのは知りません。教室はこんなものでしょう。
懐かしい謄写版が陳列してあります。テストは先生がガリ版で印刷した問題でした。今のように既成のプリントなんてありませんでしたよね。学級新聞をこうやって印刷したのを覚えています。
給食はアルミの容器で、脱脂粉乳のミルクまがいのものは嫌いではありませんでした。なにせ、家では牛乳なんて飲めませんでしたからねぇ。献立表は中華ものが目立ちます。中に鯨の佃煮なんてのもあり、時代を感じさせます。
運動会は家族の一大イベントでした。夏休みは図画工作より、月刊誌の付録を作る方が楽しかった記憶があります。冬休みは凧揚げやかるたでしたね。女の子は羽根付きかな。この頃はスキー道具なんてまったく知りませんでした。
戦後の教科書です。軍国主義的な文言は全て黒くぬられていました。日本ががらっと変わった証拠ですね。昭和17年頃の教科書も並べられています。
昭和の家庭での勉強はちゃぶ台でした。まさに我が家はこんな感じでした。
懐かしい漫画本も並んでいます。いいタイムスリップが出来ました。